2007年07月08日

がんばれOさん

土曜日は休日。わが弱小予備校は年中無休OPENなため、全職員がきわめて複雑なシフトを組み休日を取っている。
昨日夜遅く最後の授業を終え、残務整理をしているとどうしてもやらなきゃならない事務仕事がみつかりやがった。

「Oさんに頼もう♪」

Oさんは僕より2つ年上の英語講師。責任感・指導力・生徒とのコミュニケーション能力、どれをとっても有能極まりない人だ。きっとやってくれよう。

「Oさん。悪いけど明日コレ…」
「あ、僕臨時で休むんですよ。」

即答。

そうか。採用試験受けに行くのね。遠いところだから前日から入っておくわけだ。

僕が教職に目覚めたのはこの人の影響が大きい。お互いに20代をあまりに奔放に生きてしまったためなんとなく損をしている気がする、というところから始まって共感するところが多かったためよくしゃべる間柄になった。同じ英語科講師だし。

いつかの送別会。あまり歓迎されていなかった社員の一人がやめる、ってことで主役そっちのけで教職話で盛り上がってみた。会社の景気は限界まで悪化している折だったから、「このままここにいてもなあ…」と内心思っている輩はみんな乗ってきたわけ。

「ここにいるみんなが高校の教師になって、5年後くらいにまた飲めたらいいね」なんて、管理職のいる前でいうセリフじゃないけれど。フツーのサラリーマンの作法としては。

塾業界には教職免許を持っている人が少なくない。授業だけに集中していられるところに魅力を感じているか、逆に学校にありがちな煩瑣な業務に嫌気が差してやむなくこっちの世界にいるかはそれぞれだけど。

ただですねえ…

はっきりいって前者は甘い。授業だけで食える人はこれからどんどん減っていきますよ。資金的なことをはじめとして企業としての体力に恵まれてる大手にしてからすでにそんな状況になって久しいわけで。いわゆるSKYに知り合いがいるけど、はっきりいって生活ができてるのが不思議なくらいだ。ほんの一部の講師は除くけど。好きだから苦にならない、という感じか。

後者は結局塾独特の業務に忙殺されてしまうことになるから、教員やってても同じだったよ、なんてことになりがちだ。むしろ弱小予備校は経営が不安定だから、その点だけは学校に軍配が上がる。

で、Oさん。前職はこのあたりでは有名なスパルタ式の中学塾でバリバリやってたひと。どっちか言うと成績とか偏差値とかを重視している人のように見受けたからちょっと聞いてみた。

「いわゆる底辺校ってありますね。そういうとこに赴任したらどうします?」
「勉強以外のことを教えられたらいいんじゃないですかね?」
「なるほど。でもそういう教育が困難な生徒に限って中退しがちですよね。それで教師として何かを教えたことになるんだろうか」
「それはわからない。でも彼のあたまのどこか隅っこにでも僕の言葉が残っていればそれでいいよ。自己満足だろうけど」

うむ。納得。

明日試験か。
がんばってくださいよ。あんたは教師にならなきゃ。

僕はまだ通信のレポート、ひとつもやってないけど。
さらに明日のリスニングの授業の予習もやってないけど…
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posted by vice_versa at 02:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 教職取る! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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