2007年07月09日

今日のお仕事

系列校舎に出張して授業3つ。
予習不足が否めないリスニングはなんとかいつも通りこなした、という感じ。SHADOWINGを自分なりに簡単にアレンジして生徒にやらせてるんだけど、今日はスクリプトを見ずに発声(発音ではない)している生徒が何人かいた。基礎的な英語力が著しく不足している生徒が多いもんだからあんまり高いレベルのことは求めないんだけど、中には英語の好きなのもいて、いろいろ工夫しながらやろうとしている。

じんわりとうれしかった。

残り二つは高校標準レベルの英文法。関係詞の第1回。じっくり丁寧に、を心がけて。連鎖関係代名詞なんていうおどろおどろしい文法にもよく付いてきてくれた。「このI thinkは単なる挿入!」なんて手軽に済ませる講師じゃなくて気の毒だったが、今日のみんなは本当によく集中してがんばってたなあ。

僕は古典的な?構文分析型の授業しかしないからいきおい文法用語がじゃんじゃん登場することになって、そういうのをevilだとどこかで教わった人には非常に評判が悪い。で、そういうのに限って「英語を英語のまま理解する」なんておっしゃるわけで。

おのれはネイティブか?

僕は英語という教科の目的はなにもアメリカ人のそっくりさんを作ることにあるんじゃないと考えている。
英文法という割とシンプルな論理法則を、実際の英文に当てはめることで、論理的思考力をトレーニングするもんだと考える。
よくある教室設例だけど、

  Time flies like an arrow.

を説明した後で、

  Fruit flies like a banana.

の訳を考えるみたいな。ここで「果物はバナナのように飛ぶ」、とひとまず回答してみるところからはじまるんだ。で、おかしいぞと。述語動詞をfliesにしたところが違うんじゃないか?とかいうふうに進んでいってもらいたい。
この違和感は決してネイティブのそれではないんだと思う。きちんと英文法のあてはめをやって、日本人の頭で意味を考えたからこそ出来した違和感なんだ。

教室設例で思い出した。今日授業が終わってから質問された文にこういうのがあった。

  Rich as he is, he looks happy.

ある有名予備校講師の書いた本に出てくるんだそうだけど、ちょっと首をひねりたくなってしまった。
いいたいことはわかる。
つまり、こういう文を目にしたとき「接続詞のasのうち、譲歩または逆接の意味になるやつだ!このときは補語が文頭に出るんだ。『彼は裕福なのに』ってね」などと早計してはならないってことでしょ?

で、この副詞節の部分は単なる分詞構文として読め、と。asの節は分詞構文でよくでてくるアレだよ、と。あとは、分詞構文なんだから接続詞は好きなように補って考えなさい、と。たとえばbecauseとかさ。
そうすれば『彼は裕福なので、幸せそうだ。』となってめでたいねえ、と。

これも、論理を鍛える目的には資すると思いますけど。でも、いかにも自分の土俵に引っ張り込む目的だけの創作英文じゃないかって気がしてならない。

なんかいやらしいなあ。本当にこんな英文あるのかな。
質問してきた生徒は、譲歩または逆接のasさえ知らなかったから、まずはこっちのほうが100倍大事だと言っておきましたが。

そんな変なのよりコレじっくり読めよな。↓

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posted by vice_versa at 03:01| Comment(0) | TrackBack(0) | about me | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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