2007年07月14日

教職とる!なんてカテゴリ…

恥ずかしいことに、まったく勉強する気が起こらない。
生徒にもあんまりうるさく言うほうじゃないけど。

このままじゃどうしょうもないことは分かってんだけどなあ。
ぶっちゃけ教師になるのにやや不安が出てきた。

教育産業の延長として学校の教師を捉えているフシがあるわけで。
なんか違うだろそれって思いと、何が違うのかね?な思い。

勉強ができるやつってのはもう高校の時点で決まってんだよね。うちの生徒を見てると中学ではまだ何も分からないという印象。有名私立中学ってのは本当に何も当てにならない。
でも高校は違うんだ。
その学校で上位なら旧帝国大学は当たり前。あとは学部次第、みたいなところもあれば、有名校なのに校内で並外れてできるやつだけが奇跡で私立の医学部、とかね。後者はお嬢ちゃん学校のほとんど。

前者は基礎的なクラスでも真剣に授業受けてるわけだ。僕はガミガミ言うほうではないが、要求するところは非常に高い。基礎的なクラスのテキストだっていくらでも難しくすることはできるから。特に英文法を厳密に適用させることを求めればほとんどのレベルの生徒が困ってしまうわけで。現役だから『解釈教室』をつぶしたやつなんてそんなにいないし。

一方後者はというと、学力や努力の割りに優等生オーラばかり活発で手に負えない。一番ムズいクラスしか受けないが、あまり理解できず、決して安いとはいえないウチの授業料に加え、個別指導まで追加契約したりする。いいお客さんなんだけど…これで実力がつくかというとなあ。
そうだ。気になってたことを思い出した。それは、女はなんでこんなにゼイタクさせてもらってんだろう。男と比べると明らかにカネのかかり方が違う。契約書チェックすれば如実にその差は現れるわけで。留学経験があるのも女子生徒ばかり。
営業の人に言わせると、ウチみたいな小規模予備校を選択するのはどっちかというと女子生徒が多いそうだ。きめの細かさとかを求めてくるんだそうで。
ほかにも着るものとか、買い物してる場所とか。男との会話で百貨店の名前が出てくることなんてないもんなあ。

物質的に不相応なまでに豊かな環境で「がんばる」のと、雑草みたいにほったらかされて「がんばる」のとでは、その後の人生が描く軌跡に大きな違いが出そうに思えてならない。

新しい教育基本法が施行されて浸透すれば、塾業界は今まで以上に稼ぎにくくなる。学校の課題が多すぎて塾にかよう物理的な条件が損なわれるからね。相対的には学力面における学校の重要性が増してくるわけで、つまり保護者は学校に塾のような機能を求めてくることになりそうだ。
しかしこれが単に成績至上主義を求める、なんて小さなことにとどまらないかもしれない、と思う。
簡単に言うと、サービス産業のお客様として振舞う権利を要求してくるということのような気がする。いわゆるモンスターペアレントの問題をまったく解決せずにきてしまったのは、まことにタイミングが悪かった。
それまで学校が持っていたとされ、また破壊されたとされて久しい社会的機能、僕なりに言えば、成人するための通過儀礼として理不尽な強制や苦痛を与える修行の場としての機能を、学校は今後完全に喪失してしまうんだろうな。

公立のトップ校、ほんの一握りのトップ校の生徒だけが野太く実力をつけ、そのたの有象無象は汗ひとつかかずに社会に出てゆく。多分そのころには他者に対する敬意や感謝などはすっかり忘れ、または教育されておらず、一方親譲りのクレーム技術と自分の感情のアクセルだけは研ぎ澄まされているはずだ。

教育の意義って何だ?

そんなの教師になってから考えろ、と。

はい。
posted by vice_versa at 03:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 教職取る! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月08日

がんばれOさん

土曜日は休日。わが弱小予備校は年中無休OPENなため、全職員がきわめて複雑なシフトを組み休日を取っている。
昨日夜遅く最後の授業を終え、残務整理をしているとどうしてもやらなきゃならない事務仕事がみつかりやがった。

「Oさんに頼もう♪」

Oさんは僕より2つ年上の英語講師。責任感・指導力・生徒とのコミュニケーション能力、どれをとっても有能極まりない人だ。きっとやってくれよう。

「Oさん。悪いけど明日コレ…」
「あ、僕臨時で休むんですよ。」

即答。

そうか。採用試験受けに行くのね。遠いところだから前日から入っておくわけだ。

僕が教職に目覚めたのはこの人の影響が大きい。お互いに20代をあまりに奔放に生きてしまったためなんとなく損をしている気がする、というところから始まって共感するところが多かったためよくしゃべる間柄になった。同じ英語科講師だし。

いつかの送別会。あまり歓迎されていなかった社員の一人がやめる、ってことで主役そっちのけで教職話で盛り上がってみた。会社の景気は限界まで悪化している折だったから、「このままここにいてもなあ…」と内心思っている輩はみんな乗ってきたわけ。

「ここにいるみんなが高校の教師になって、5年後くらいにまた飲めたらいいね」なんて、管理職のいる前でいうセリフじゃないけれど。フツーのサラリーマンの作法としては。

塾業界には教職免許を持っている人が少なくない。授業だけに集中していられるところに魅力を感じているか、逆に学校にありがちな煩瑣な業務に嫌気が差してやむなくこっちの世界にいるかはそれぞれだけど。

ただですねえ…

はっきりいって前者は甘い。授業だけで食える人はこれからどんどん減っていきますよ。資金的なことをはじめとして企業としての体力に恵まれてる大手にしてからすでにそんな状況になって久しいわけで。いわゆるSKYに知り合いがいるけど、はっきりいって生活ができてるのが不思議なくらいだ。ほんの一部の講師は除くけど。好きだから苦にならない、という感じか。

後者は結局塾独特の業務に忙殺されてしまうことになるから、教員やってても同じだったよ、なんてことになりがちだ。むしろ弱小予備校は経営が不安定だから、その点だけは学校に軍配が上がる。

で、Oさん。前職はこのあたりでは有名なスパルタ式の中学塾でバリバリやってたひと。どっちか言うと成績とか偏差値とかを重視している人のように見受けたからちょっと聞いてみた。

「いわゆる底辺校ってありますね。そういうとこに赴任したらどうします?」
「勉強以外のことを教えられたらいいんじゃないですかね?」
「なるほど。でもそういう教育が困難な生徒に限って中退しがちですよね。それで教師として何かを教えたことになるんだろうか」
「それはわからない。でも彼のあたまのどこか隅っこにでも僕の言葉が残っていればそれでいいよ。自己満足だろうけど」

うむ。納得。

明日試験か。
がんばってくださいよ。あんたは教師にならなきゃ。

僕はまだ通信のレポート、ひとつもやってないけど。
さらに明日のリスニングの授業の予習もやってないけど…
posted by vice_versa at 02:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 教職取る! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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